サッカー・ラグビー・アメリカンフットボールに使用される球技専用スタジアムです。
Jリーグで使用されるグランドですので、傷みが激しく管理が必要なグラウンドです。こちらのグラウンドの管理コンサルティングをしているのが西日本グリーン研究所でしたので、管理現場の話を聞くことが出来ました。
芝生面積11,520㎡(144m x 80m)
芝草種類:ベース:ティフトンシバ(フェニックスターフ)
:オーバーシード:ペレニアルライグラス
除草剤は使用していません。除草剤を使用しない方法として、施肥(せひ・肥料をまくこと)を適度にして芝の密度を上げています。
殺菌剤は使用していました。藻が発生して黒ずむために使用していました。
ベースと言うのは、基本となっている主な芝生を言います。オーバーシードとは、ベースの芝が寒くなると茶色になりますので、美観を整えるために、種をまいて寒い期間に青くなるシバを育てて、一年中青々としたグラウンドを保たせるようにしています。簡単に言いますと芝の二毛作のようなものです。
芝草は大きく分けると暖地型芝(だんち)と寒地型芝(かんち)とあります。言葉の通り、暖かい地域用の芝と寒い地域用の芝とがあります。比較的、寒地型の芝が青みが強く細く綺麗な芝です。
施設なので、成長の早い草を使用し刈り取り回数は、週2回刈り込みしています。普通の家の庭には、比較的成長の穏やかで刈り込み回数の少ない芝を使用します。
ここでも、現場の管理ノウハウを勉強させて頂きました。
住宅の庭にもこの様な芝庭を造ることが可能ですし、管理することも出来ます。
離れて見ると綺麗ですが、近くで見ると芝が傷んでいるのがわかります。
傷んだシバを補修しているのがわかります。
激しい使用にも関わらず、良く管理されています。15人位で全て管理しているようです。
「ヨシのいえ」
秋田県秋田市
芝庭
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