ヒッティサウ村の典型的なパッシブハウス住宅を見学させて頂きました。太陽光発電、太陽光熱、薪蓄熱暖房暖炉などが特徴です。今回見学できる家の断熱材は、なんと藁です。
宿泊したホテルから見学場所へ歩いて行く途中にいろいろ興味深い建物がありました。
個人的にはこちらのデザインがすきなので、家の中をみたかったのですが通り過ぎてしまいました。
見学の家です。
玄関脇に見えるのがヒートポンプです。向かって左上の所へ新たに増築したので、その部屋の暖房の為に使用しているそうです。それ以外は薪蓄熱暖房でまかなっているそうです。(熱量的には間に合うのでしょうが、薪暖房があるところと、増築した部屋が離れているために、より快適に使うためにヒートポンプを入れたと思われます)
玄関の脇には車庫がありますが、木でシャッターが隠されています。
玄関から。
玄関を入ると土間です。日本の三和土に近い土の床が玄関です。
とてもナチュラルですねー。好みが分かれるところです。
下が土の床です。壁と床に巾木はありません。(玄関にはありました)
版築の蓄熱式薪暖房です。
版築、積層に近くで採れた土を突き固めたものです。この地域の近くに版築の職人さんが居るので今でもこの様な仕上が出来るそうです。
藁の断熱材です。ストローハウスです。わらです。わざわざ壁の中が見えるように造っているんです。
断熱材は、ほんとは何でもいいんです。極端に言うとシュレッダーにかけた紙くずやダンボール、ゴミでもいいです。腐敗せず、劣化しないものであれば何でもです。問題はどうやって気密層を守り続けて湿度を壁内に止めないようにするかなんですね。
家の半地下のところには、食品庫があります。ここにワインを保存して、自分達でつくった発酵食品を保存するそうです。
こちらは最近増築した部屋だそうですが、窓の開口部が大きいです。
こちらの人は、こういうデッカイ開口が大好きですね。
景色がいいからでしょう。
窓の内側です。
窓を閉じたところです。
綺麗ですね。
お嬢さんの部屋です。
どこの国の子供もかわいいですね。
階段です。
正面に見えるのが藁断熱の証拠の壁部分です。
キッチンはもちろんオーダーメイドで無垢材の扉でデザインして造られています。
こちらでは、キッチンまわりのモノは全て収納で隠すのが多いです。
こちらは、ホテルへ帰るときに見かけたその他の家ですが、外壁に木を使っているところが多いです。村の規定があるのでしょうか。
ガルバリウム鋼板の上に木を張っている外壁を発見して斬新なつくりだなーと感心していました。
しかし、どうやって鉄板の塗装をするのだろうか???
一筆一筆丁寧に塗装するのでしょうか(笑)
木の外壁は塗装のメンテナンスは不要ですが、金属外壁は塗装のメンテナンスが必要だと思います。
レストランです。
消防署です。
こちらも外壁は無垢の木材です。
つづく。
リノベーションのヨシ
y. .y
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