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コンクリートの多孔質体理論研究家に学ぶ

昨日、大阪でコンクリートの多孔質体理論研究家に学ぶ機会がありました。

一般的にはコンクリートで出来ている建物の方が耐用年数があると思われていますが、僕は、木材で出来ている建物よりもコンクリートで出来ている建物が耐久性が必ずしもあるわけでは無いという考えを持っています。

当社では、露出しているコンクリートの耐久性を上げる方法や長寿命化修繕は、表面のガラス化(半永久的に性能持続タイプ)が最適な方法の一つだと考えています。そのためのガラス塗料の施工も行っています。

コンクリートの劣化に対する維持管理方法は、未だに化学的にわかっていないことが沢山ある事を知ってから、その事に興味を持って定期的に勉強会に出席させて頂いております。

その理由は、特に北国では、コンクリートは多孔質体であるため(空隙は約15%位。余剰な水の所が空隙になる、水セメント比23%~25%が水)凍害になりやすいのです。コンクリートを長期間持たせるためには、表面のガラス化(石位硬質にする)するかその他のモノで保護しなければならないのです。(雨水や塩害も)

セメントは、原材料である石灰石とフライパンがあれば、小学生でも出来る(内海先生談)ものなのです。

セメントは、そもそも不安定なモノで、木材や石よりも不安定なものなのです。せいぜい持って100年位です。思っているよりデリケートなモノなのです。

特に今回気になりましたのが、毛細管現象(吸着現象)直径0.1mmのガラス管の場合、液面の上昇は28cm程度する。ということでした。想像以上に上昇するものでした。
専門的に研究している機関でも、まだまだ解明されていない事が沢山あるのでした。

コンクリートの耐久性について
内海秀幸 工学博士 千葉工業大学 工学部建築都市環境学科 教授

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コンクリート構造物の維持・管理について
渡邉晋也 工学博士

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