新築してからたった10年で外壁を張り直さなくてはならない住宅、
新築なのに断熱が不十分で冷暖房費がかさむ住宅など、
リフォーム工事に長年携わった経験から、
そうした残念な住まいをたくさん見てきました。
ヨシのいえは、地域調達が可能な汎用性の高い建築材料の選定と、
大工や建具職人など、人の手仕事が生み出す空間によって、
80年以上住み続けられることを基準に設計しています。
世代が変わってもライフスタイルの変化に対応し、
後世に資産として受け継ぐことのできる住まいづくりを目指しています。
できる限り修繕なく住み続けられるよう、構造上、部分的に負荷のかかるような複雑な建物形状を避け、極力シンプルな形にこだわっています。
雪に支障のない強度を持った軒を可能な限り確保し、
雨だれや壁の汚れが出にくいようにしています。
(お好みにより軒ゼロの仕様のデザインもあります)
いつの時代でも手に入りやすく・加工しやすい、木材を用いることで、
破損や故障の際に人の手で修理が可能な素材を選定しています。
世代が変わるとライフスタイルも変わります。
20年後、30年後の間取り変更が安価に行えるよう、
ヨシのいえは、スケルトン・インフィルの考え方で設計しています。
構造躯体と内装や設備が分離された構造で、床全面の施工を行った後に
内部の壁を建て、建具を吊り引き戸とすることで、床の未工事部分や
建具の敷居が残らず、壁の移動工事も少ない手間で行えます。
在来工法
柱と梁を組み合わせて建物を組み立てる日本の伝統工法を発展させたもので、金物などが発達・改良され耐震性も高い。間取りも比較的自由にでき、リフォームもしやすく、コスト面に優れた日本の環境に適した工法。
枠組壁工法2×6
フレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けた壁や床(面材)で建物支える。コスト面では在来工法と比較して高いが、耐力壁と剛床を強固に一体化した箱型構造であり、高い耐震性・耐火性・断熱性・気密性・防音性がある。