今年「花森安治の仕事」展を世田谷美術館で見ました。
その時にステンレス流しの研究という展示がありました。それを見てから気になり、その当時の本を探し、みつけた本の一部です。
昭和38年に出版されている本です。その当時3年の歳月をかけて研究されたものです。(台所の研究を始めたのは昭和29年からだそうです)
比べるべきモノではありませんが、1500万円以上もするポーゲンポールのキッチンも素晴らしいのですが、暮らしの手帖で考えた2万円(当時)のキッチンは全てのバランスをみて素晴らしいものだと感動しました。
当社では、キッチン専門デザイナーからキッチンの設計も学んでいますので、綺麗なキッチンと沢山出会う機会がありますが、この暮らしの手帖の流しは家庭用のキッチンでは究極の形だと思いました。
世の中には、把握しきれないほどのシステムキッチンが販売されています。その原点になる日本のステンレス流しです。キッチンを考える時の参考資料のひとつにどうぞ。
この本は販売しておりませんので、秋田県立図書館で借りました。
「暮らしの手帖」は素晴らしい本です。
もちろん、通年購読をしております。
リノベーションのヨシ
y..y
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