国土技術政策総合政策研究所と(独)建築研究所が「既存住宅の省エネ改修ガイドライン」を策定した。
早速、ガイドラインブックを取り寄せ、読んでみると
木造住宅を対象としたガイドラインで、省エネ改修のプロセスや各種の改修技術を割とこまかくとりまとめている。
省エネ改修のプロセスでは、調査・診断から計画・設計、事後検証までを含めた標準的な手順を提示している。例えば調査については、施主にヒアリングを行い、とくに暑さや寒さを感じる部位や部屋などを聞き出すといったことをフローのなかに入れている。
また、部位ごとに改修手法を整理している点もポイントのひとつ。屋根、天井、外壁、床、基礎、開口部などに分け、断熱あるいは気密改修の工法を紹介。工法の特徴や使用材料、改修効果、留意点、関連工事などもまとめている。価格の参考値も掲載されており、一例として、屋根外張断熱工法については平方?当たり2万3000円(撤去、仮設、断熱工事、仕上工事、諸経費)としている。
さらに省エネ改修の費用対効果を算出している点も特徴「天井」の例を見てみると、小屋裏吹込み断熱工法で断熱改修した場合、概算費用は34万5000円で、Q値が0・74向上するといったことを示している。このほか、外壁や開口部、最下階床などの費用対効果も掲載されている。
ガイドラインに掲載された結果はあくまでも「一例」で、施工材や施工方法などは、施工する会社のモラルと施工精度が結果として現れてくることになりますが
省エネ改修の費用対効果をお客様に示すには有効な「目安」になることは良いことです、
私たちが、7年前から取り組んできた「省エネリフォーム」が世に認知されてきていることが日々実感できています。
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