屋根面は垂木工法です。286mm木材が垂木になります。
286mm+89mmの空間へセルロースファイバー(375mm)をたっぷり吹き込む為の空間であり、屋根を支える構造材です。
木材の大きさが何となく伝わりますか?
現場リーダーの佐々木さん、先張りタイベックを丁寧にとめています。木材の隙間をシートで包みます。
折りたたんだタイベックの隅へ、キッチリ木材を合わせます。このタイベックは屋根内側の気密層へつながります。
枠組工法も得意な竹内さんは、難しい下屋上の付加断熱と外部と内部のシートを上手につないでいます。特殊な施工方方法をみんなへ伝えながら責任者をサポートしています。こういう所は簡単そうで難しいです。僕が設計していながら気付かなかった事を現場でいち早く気付いていつも助けてくれて助かっています。
サネ付きの15mmの合板を施工しています。この合板の上に透湿防水シートでラップしてから通気層を造って今度は、雨や雪を防ぐ瓦屋根の下地を造ります。
瓦・防水ルーフィング・合板・通気層・透湿防水シート・合板と何重にもの防水構造になっています。(長い間防水性能と気密性能を維持するために)
「ヨシのいえ」のマークみたいなカタチで綺麗な屋根になりました。
おまけです。
答えは、鮭です。鮭が遡上しているのでした。
橋の上から鯉が沢山いる川だなーと思って見ていたら、鮭でした。思わずヒグマのように川の中へ飛び込んで捕獲しようかと思いましたが。。。こんなに魚がいるのに誰も捕獲している人がいないのはなんかおかしいなーと思って、職人さんに聞いて見ました。
すぐ近くに漁協があって、毎年放流しているそうです。放流して3年経過してまたこの川に戻ってきたところでした。とってはいけません!(とのことでした現場近くの会社の職人さん談)
美味しそうと言うより、体に傷をもちながら一生懸命泳いでいる姿をみた時は、本能について考えさせられました。感動しました。
鮭を食べたいと思う気持ちが無くなりました。数日間はそう思い続けそうです。
「ヨシのいえ」
山田 良隆
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